スポーツと共に、女性に正しい身体の知識を。B&×mederi株式会社 新企画スタート!

女性の健康をサポートすべく、オンラインピル診療サービスなどを展開するmederi株式会社。B&では、スポーツ女子の抱える課題を解決すべく、同社代表取締役の坂梨亜里咲(さかなし・ありさ)さんと女性アスリートとの特別対談企画をはじめます。

企画開始にあたり今回は、坂梨さんに単独インタビューを実施。なぜスポーツ女子に焦点を当てるのか、ご自身の経験を踏まえてお話しいただきました。

 

きっかけは、女子アスリートの情報発信。

ー今回なぜスポーツ女子へのアプローチを進めることにしたのでしょうか?

FemTech(フェムテック)領域で起業をした際に、多くのアスリートの方が共感してくださったんです。不妊治療や低用量ピルについてアスリートの方が語っている記事も多く目にしましたし、積極的に情報発信をしている印象がありました。

また10月に国際生理デーとスポーツの日があるのも、良いきっかけになりました。私自身スポーツに馴染みがなかったのですが、親近感が湧きましたね。

※FemTech(フェムテック):Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語。女性の健康の課題をテクノロジーで解決する製品やサービスを指す。

 

ーアスリートならではの悩みもあるのではないでしょうか?

以前、B&のインスタライブで対談させていただいた女子サッカーの下山田(志帆)選手が、「生理の期間と試合が重なると、血が垂れて競技に集中できない」と語っていました。日々のなかで体のケアやマインドコントロールが重要な場面に多く直面するのは、スポーツ選手ならではだと思います。

 

ー私も大学時代、部活の試合と重なったときは大変でした。プロではないし、ピルを飲んで時期をズラすほどなのか……どこまでケアをすべきか悩みましたね。

ピルを飲むまでは、どのように対応していたのですか?

 

ー我慢していました。そのような選手は多いと思います。タンポンや吸水ショーツもあまりメジャーではなかったですし。

そうですよね。ただ、選択肢を知るだけでも全然違うと思います。ピルを使うことで月経移動ができるとか、生理痛やPMSのケアもできます。スポーツ選手にはとくに医師が寄り添うべきだと思います。

 

「アスリートの力を借りて、偏見をなくしたい」

ーピルを飲みはじめて、いつ生理がくるか分かるようになっただけでも気が楽になりました。ピルについて正しい知識がなかなか知られていないという課題もあると思いますが、どのようにアプローチしようと考えていますか?

たしかに、生理やピルの話はタブー視されがちですよね。正しい知識を知ってもらう、ピルへの偏見をなくすためにも、女性アスリートの方々にご協力いただきたいです。トレーニングや試合など、自分の体に対して敏感に向き合っている女性からのメッセージには、響くものがあると思います。

 

ー少しでも多くの女性に伝わってほしいですね。現状、ピルに対する世間的な認識はどのように感じていますか?

私はオンラインピル診療サービスを展開しているのですが、利用してくださる方々は、十分な知識をもっていらっしゃると感じます。ホームページやLINEなどで情報発信している成果が出ているのかなと。

副作用に対して怖さを感じている女性も少なくありませんが、継続して服用することで効果を実感された方の声も多く届きます。

女性のなかではスタンダードになりつつありますが、やはり男性との知識レベルの差はあると思います。ピルといえば避妊のイメージが強く、それ以外の効果を知らない男性が多い印象です。

 

ー日本のピル服用率は低いのでしょうか?

日本で20~30代の女性のピル服用率は3%程度と言われており、海外と比べてまだまだ低いです。例えば、イギリスは無償でピルを提供しているので多くの女性が服用していますよね。日本も、コロナ禍でオンライン診療サービスの登場もあり、増えている印象ですが、もっと多くの女性にピルの存在を届けたいなと思います。

産婦人科との接点をつくるオンライン診療。

ーオンラインの診療サービスをはじめる背景には、新型コロナウイルスの影響もあったと思います。コロナ禍での変化はありますか?

相談はしたいけど何科にかかればいいかわからない、頼れる病院が近くに無いという人も多いと思います。産婦人科でピルを処方してもらうことにハードルを感じている女性に対して、まずはオンラインで産婦人科との接点をつくれたらいいなと。

 

ー行く手間が省けるので、かなり便利だなと。また「産婦人科」だけでなく「レディースクリニック」など、名称もさまざまだなと感じてきました。

産婦人科、婦人科、産科、レディースクリニック、ウィメンズクリニック……名称がバラバラで、どこで何を検査できるのか分かりづらいのも、来院を迷う要因の一つですよね。

私も26歳のときにブライダルチェックを受けて不妊症が発覚したのですが、どうしてこれまで月1回、産婦人科に通ってきたのに検査をしてこなかったのだろうと疑問が浮かびました。それは“ブライダルチェック”という名前が良くないのではないかと。

“ブライダル”とついていると、結婚していないと受けられないのかなと直感的に思ってしまいますよね。実際はそんなことはなくて、パートナーがいなくても受けることができるんです。この名称が“レディースチェック”などであれば、もっと早く検査をしていたのではないかと思いました。

 

ー将来、自分の体がどうなるのか分からないことに不安を感じている女性も少なくありません。具体的に何歳くらいから検査をするのが良いのでしょうか?

婦人科に年齢制限はないのでどこかおかしいと感じたら受診して欲しいです。目安としては、20歳を過ぎたら年に1回検診を受けてもらいたいですね。血液中のAMH(アンチミューラリアンホルモン)というホルモンを調べることもおすすめしたいです。卵巣年齢を計る検査と言われており、自分の卵子がどれくらい残っているかの目安となります。実は、卵子って増えるものではなく、年齢とともに減る一方なので、不妊治療を進めるうえでの判断材料になります。

私も検査でAMHの数値を調べた結果、閉経した女性と同じ水準であると知ることができました。適切な対処をするためにも、自分の体のことを可視化して知っておくことは重要です。

スポーツと共に、多くの女性に正しい知識を。

ー通院のために、仕事や部活動を休まなければいけないことを気にしている人も多いですしね。

休みづらいですよね。生理は本当に人それぞれで、自分の感じている痛みがどの程度なのかも分からず我慢をしてしまいがちです。だからこそ、すべての人の健康を公平に判断することができるドクターが近くにいるべきだと思います。

また、低用量ピルに関しては継続服用して生理トラブル改善効果が得られるものですが、毎月病院に行くことが億劫になってピルの服用を継続できない方もいらっしゃいます。そういった方にはうまくオンライン診療も活用してほしいですね。移動や待ち時間を短縮できるので負担を軽減できます。

 

ー最後に、今後スポーツ領域へ進出するにあたって、どういったアスリートやチームを対象に取り組みを広めていきたいと考えていますか?

「女性の生きやすさ」の実現を目指すmederiでは、産婦人科医も含めた正しい知識や対処法を共有できる体制を提供し、よりスマートに安心してスポーツに打ち込める女性が増えるきっかけづくりに貢献したいと考えます。

今回、10月19日の国際生理デーを皮切りに「mederiスポーツアンバサダー」を、プロアマ問わず募集します。女子スポーツチームが抱える生理やPMSなどの健康課題を全力でサポートするというものです。

画像提供:mederi株式会社

サポートを心から望んでいるチームにmederiの価値を提供したいからです。B&はスポーツをしている女性の情報源になるメディアなので、共に有意義な情報を正しく提供していきます。体のケアをしっかりしながら、スポーツを楽しんでいただきたいです。

 

今回、mederiでは「mederiスポーツアンバサダー」として、女性の健康課題について真摯に向き合い、環境を整えたい女子スポーツチームを募集します!
対象は、女子スポーツチーム(プロ・アマ不問)です。
応募期間は10月31日(月)23:59まで!
<詳しくはこちら!>

 

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