現役時代から、スキンケアの徹底を!喜岡芽依×泊志穂 元チームメイト対談

アルビレックス新潟レディース、アイナック神戸レオネッサ、AC長野パルセイロレディースで活躍し、2022年6月に引退した元女子サッカー選手の喜岡芽依(よしおか・めい)さん。(旧姓:八坂芽依)

現役時代からスキンケアや料理など、女性にとってためになるSNSでの発信が多く、日本メナード化粧品のビューティーアドバイザー資格を取得。試行錯誤を続け、今では「本当にバリバリのアスリートだったの?」と聞かれるほど肌を綺麗に保つことができています。

今回はB&編集部員の泊志穂が自分自身の失敗談を元に、AC長野パルセイロレディース所属時代にチームメイトだった喜岡さんへインタビュー。現役アスリートへ伝えたいスキンケア方法やスキンケアへの思いを伺いました。

(聞き手・文:泊志穂)

「乾燥肌に悩んでいた」現役時代からスキンケアを徹底


現役時代から、スキンケアを徹底していた印象があります。スキンケアを始めたきっかけを教えてください。
喜岡さん

アルビレックス新潟レディース所属時代、先輩の佐伯彩(さえき・あや)さんから「将来シミができてしまうから、今のうちからスキンケアをしておきなさい!」と言われたのがきっかけです。20歳前くらいから意識するようになりました。

それまでは日焼け止めを全く塗っていなかったし、スキンケアも化粧水と乳液をつける程度でしたね。


佐伯さんから、具体的に何を勧められたのですか?
喜岡さん

クレンジング・洗顔・化粧水・乳液など、スキンケアに関する基本的なことを全て教えていただきました。練習前に日焼け止めを貸してくださったり、練習後にメイクを実践していただいたりと、丁寧に教えてくださいましたね。

素晴らしいですね!全くスキンケアをしていなかったとき、肌トラブルはありましたか?
喜岡さん

粉が吹いてしまうくらい、乾燥していたんです。肌は黒いし、顔もくすんでいました。

今の喜岡さんからは想像できないですね。スキンケアを始めてどのくらいで効果を実感しましたか?
喜岡さん

基礎化粧品をきちんと揃えて、毎日朝晩やるようになって変わりました。

セルフケアだけでですか?
喜岡さん

セルフケアだけで乾燥は改善しました。そこから物足りなくなって、次は「肌を白くしたい」と20歳頃からエステに通い始めました。顔がくすんできたなと思ったタイミングで、1ヶ月に1回ほど行っていました。

乾燥肌対策はスキンケアからできる!まずは丁寧なクレンジングから


私は現役時代にスキンケアをほとんどしていなかったので、引退してから肌トラブルに悩んでいます。私のようにならないためにも、現役選手がしておいた方が良いと思うスキンケアを教えてください。
喜岡さん

運動すると汗をかくので、プレー中にUV効果が落ちないような化粧品を探すことは大事です。あとは、日焼け止め・メイク下地・ファンデーション・パウダーの重ね塗りをすること。私は練習前にかなり時間をかけていました。せめて日焼け止めだけでも塗っていただきたいですね。

私は乾燥肌で、重ね塗りをするとさらに乾燥して皮がむけてしまったり、シワが目立ってしまったりします。重ね塗りをすることに抵抗があったのですが、対処法はありますか?
喜岡さん

まずは乾燥しない肌を作ることが大切です。肌が保湿されていれば、メイクが崩れにくいと感じています。そのためには、実はクレンジングが大事なんです。顔の汚れをきちんと落とせていなければ、化粧水や乳液をつけても肌に浸透しません。

クレンジングで意識するポイントを教えてください。

喜岡さん(左)、泊さん(左から2番目)

喜岡さん

私が使っているのはクリームクレンジングです。まず額・顎・鼻・両頬の5点にクレンジングをおきます。それから柔らかく、優しいクレンジングを心がけてもらいたいです。肌に馴染ませて徐々にオイル状に変わっていくまで続けます。

汚れを落とすためにゴシゴシしてしまいがちですが、それだと表面の汚れが落ちても、毛穴の汚れは落ちないんです。優しくクレンジングするようになってから、鼻の毛穴の黒ずみや乾燥を防げたと実感しています。


私もゴシゴシしてしまっていました…。「乾燥肌の人は、朝の洗顔はしない方がいい」と聞いたことがありますが、いかがですか?
喜岡さん

私は朝も洗顔した方が良いと思います。寝ている間の皮脂・汗・ホコリ・枕の汚れなどが顔につくからです。朝もスキンケアに結構時間をかけていますね。

また、朝も洗顔・化粧水・乳液までしてからメイクをした方がいいと思います。洗顔するのとしないのとでは顔の色が全然違うんですよね。

手で試してみると違いがわかりやすいと思います。左手はクレンジングと洗顔をしてからスキンケア、右手は水のみで洗ってからスキンケアをして比べてみると、血管の色が全然違います。

 


喜岡さん(右)、泊さん(中央)(写真:本人提供)

現役時代に感じていた、チームメイトの「NGスキンケア」は?


チームメイトに基礎化粧品を勧めてくれたり、シャワーの時にスキンケア方法を教えてくれていましたよね。喜岡さんから見たみんなの「NGスキンケア」を教えてください。
喜岡さん

めちゃくちゃあります…(笑)。そもそもクレンジングをしない人が多かったですね。化粧をしていないからといってクレンジングをしないのはNG。顔についている外の空気の汚れを、クレンジングでしっかり落とすことは重要です。

あとは化粧水のあとに乳液をつけないのもよくありません。化粧水の役割は水分補給で、乳液には水分を逃がさないための油分が入っています。保湿をするうえで乳液は不可欠です。

あと、化粧水はコットンを使用するのが良いと思います。手だと水分が全て手に浸透してしまうので、顔にいきわたらなくなってしまうんです。コットンに適量をつけて、足りなければ付け足します。コットンにも種類がたくさんあるので、自分にあったものを見つけていただきたいです。

「きれいな女性でありたい」がすべての原動力


本当に美容が好きなんですね!メナードのビューティーアドバイザー資格をとったきっかけを教えてください。
喜岡さん

自分の肌トラブルの原因についてさらに詳しく知りたかったのと、自分の肌を綺麗にしたいという思いが大きかったからです。資格をとるなら勉強もできるので、挑戦してみようと。

資格をとって良かったと実感することは何ですか?
喜岡さん

現役の頃から、一般女性に負けないスキンケアをしておきたいと思っていました。アスリートだからきれいではない、というのは嫌だなと。おかげでシミやそばかすは、かなり少なく抑えられていると思います。最近では「本当にサッカーしてたの?」と言ってもらえることが多く嬉しいです。

有言実行ですね!喜岡さんにとって、スキンケアやメイクはどういう存在ですか?
喜岡さん

きれいな女性であるために、欠かせない存在です。私は試合の時でもメイクをしていました。モチベーションが上がりますし、気分も変わります。メイクがひとつの自分のスイッチになっていました。

最後に、競技を続ける女子アスリートへメッセージをお願いします。
喜岡さん

私は若い頃からスキンケアをしていたおかげで、サッカーを辞めたあとに肌のトラブルがありませんでした。現役の選手には、ぜひ今のうちからシミ対策をしていただきたいですね。あとからお金をかけなければならなくなるより、セルフケアをしていた方がお金もかかりません私の発信が少しでも役に立つと嬉しいです!

喜岡さん(左)、泊さん(中央)

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