ボディメイクもマラソンも優勝!トレーナーTOMOMIさんって何者?

TOMOMIさんのインタビュー中の写真

ボディメイクコンテストに適した隆々とした魅せる筋肉と、ランニング用のコンパクトな筋肉。通常は難しいとされるその2つの機能の両立を実現させているのが、TOMOMIさん。保育士からトレーナーへの転身後1年半の間にボディメイクコンテスト、長距離マラソン、トレイルランレース(山の中を走る競技)で優勝するという実績を次々と積み上げています。

彼女のモットーは、「魅せるカラダ、使える筋肉、動ける身体」。TOMOMIさん流のトレーニングやボディメイク、ルーツや今後の目標について伺いながらその強さの秘密を紐解いていきます。

約1年半でボディメイクコンテスト、長距離マラソン、トレイルレース優勝

TOMOMIさんのインタビュー中の写真

ー約1年半前までは保育士をされていたそうですね。トレーナーになったきっかけは何だったのですか?

TOMOMIさん
保育士をしているときトレーナーの友人から勧められて筋トレを始めました。市民センターみたいなところでトレーニング方法を簡単に教えてもらったくらいでしたが、短期間で体重が5kgも落ちて、楽しくなりました。

その後6kgリバウンドしてしまったのですが、これだけ結果が出るならもっと自分に合った方法なら、痩せた後の維持もできるかも、と思いました。それからトレーナーの勉強をするためにスクールに通い始めて、2018年の3月にトレーナーデビューしました。

ーランニングとボディメイクをやろうと思った理由は?

TOMOMIさん
小さい頃からの夢だった保育士という仕事を辞めてまでやろうと決めたので、退職時には「トレーナーとして絶対成功します!」と宣言したんです。
何かを始める時に年齢は関係ないとは言っても、もっと若い頃からトレーナーとして活躍されている方はたくさんいるので、私は人より努力しないと、と思っていました。

「元保育士のトレーナーです」と言ってもそんなにおもしろくないし、何か肩書きになるものがほしいなと思って、2018年4月にフルマラソンのレースに出てみたのがきっかけです。
もともと走るのは嫌いではなかったし、ランはスニーカーさえあれば1人で始められるから手軽だったというのもありますね。

ーレースではすぐに結果が出たのでしょうか?

TOMOMIさん
全然出てないです!最初のレースでは、できたらすごいと言われていた「サブ4(フルマラソンを4時間以内で走ること)」を目指して走りました。結果、サブ4は達成できたのですが、終わってみるとランニングの世界にはサブ4を達成できている人はたくさんいて。私ってまだまだなんだと思いました。

しかも、レース後には腰を痛めてしまって1週間寝込んでしまいました。走る時の姿勢や直前のトレーニングについての知識や実践が不足していたんだと思います。

―トレイルランもその頃に始めたんですか?

TOMOMIさん
そうです。フルマラソンに出場した時にたまたまトレイルランをしている方と知り合って、「山を走るって何だろう」と思いながらも興味本位で6月のトレイルランレースに出場し、年代別3位になることができました。
筋トレと同じく、もっとちゃんと練習したらさらに記録が出せるかもしれないと思って、トレイルランも続けることにしたんです。

12月の陣馬山でのレースで優勝したのをきっかけに「アンバサダーになりませんか」とか「ランチームで一緒に走りませんか」とかいろいろ声をかけてもらえるようになって、自分の世界が広がりましたね。

―さらに100kmマラソンにまで挑戦の幅を広げていますね。

TOMOMIさん
それは、2020年に走る予定のサハラ砂漠の長距離レースに向けての練習のつもりでした。
ラン関係の方々との忘年会で、サハラ砂漠で行われる250kmのレースに出ている方を紹介していただいて「そんなレースがあるんだ!やってみたい!」と思ったんです。
ただ10時間以上走る練習は自分ではなかなかできないので、練習のためにも飛騨高山の100kmレースや富士五湖の118kmレースに出場しました。

両立できないと考えられていた、ボディメイクとラン

TOMOMIさんのインタビュー中の写真

―ボディメイクの大会にはランと並行して出場されていたのですか?

TOMOMIさん
はい。マラソンのレースを続ける中で、ボディメイクの大会で実績を出している方と出会ったのがきっかけでした。その方がご自身でジムをやっていて、「うちのジムから優勝者を出したい!」と仰っていて、もともと興味はあって憧れていたので「それ、やりましょう!」ということで(笑)、出場しました。

ちょうど、マラソンとトレイルランのオフシーズンにボディメイクの大会が開催されるということで、タイミングが良かったというのもあります。準備は短期間だったのですが集中して体づくりをした結果、優勝することができてとても嬉しかったです。

ただその次に出場したさらに大きな大会では手応えは掴みながらも、結果を残すことはできませんでした。まだまだだな、とこの時も思いましたね。

―ランでもボディメイクでも優勝されたんですね。普段はどんなトレーニングをしているのですか?

TOMOMIさん
実は、ボディメイクをする多くの方が取り入れる部位別のトレーニングなどはあんまりしていなくて・・・自宅から外苑前のスタジオまでの18.5kmを走って通勤しています。荷物を背負ったランニングで脚を鍛えているのが日々の下半身トレーニングですかね。
あとはスパルタンレースという障害物レースにも出ているので、その練習で上半身を鍛えています。

1人で黙々とトレーニングをするというのは実は苦手で、レースという目標に向けて練習することが結果としてトレーニングになっているという感じです。

―食事制限はされていますか?

TOMOMIさん
私、食事制限も苦手なんです・・・。特にあんこがだいすき!1日中あんパンばかり食べている時期もあったぐらい(笑)。
今はさすがにそれはしませんが、ボディメイクの大会の時には粒あんをタッパーに入れて持って行って、終わったらすぐご褒美として食べました。
普段から、友達とご飯を食べに行く時や飲み会では我慢したくないし、思う存分美味しいものを食べたいんですよね。

以前、ランイベントに出場するために大阪に行ったのですが、粉物は避けていたのにご飯が美味しすぎて1.5kg増量してしまって。その1週間後にボディメイクの大会があったので東京に帰ってきてから焦って調整しました。今考えるとあれはちょっときつかったですね・・・。

トレーニングを日常に取り入れてもらうサポートを

TOMOMIさんのインタビュー中の写真

―現在はパーソナルトレーナーもやられているということですが、TOMOMIさんの元にはどんな方が受けに来られるのですか?

TOMOMIさん
主に20代後半〜50代の男女です。男女比は3:7ぐらい。
目的としては、ダイエットしたい、1人ではできないからパーソナルトレーニングで運動習慣を身に付けたい、健康診断で注意されて危機感をもった、など様々です。

パーソナルトレーニングはちょっと・・・という若い方向けには、ランイベントなどを開催して仲間と一緒に走ることの楽しさを味わってもらっています。

―指導者として気をつけていることを教えてください。

TOMOMIさん
トレーニングを習慣にしてもらえるよう意識しています。「腹筋10回×3セットを毎日必ず行ってください」と言っても難しい。それに、友達との食事や仕事の飲み会で、毎回自分だけ食べないというのは不可能ですし楽しくないですよね。
だから、そういう時は思いっきり好きなものを食べて、その前後で調整するようにしてもらっています。

後は、歯磨きをしながらつま先立ちするとか、デスクワークの時に膝の間にハンカチを挟んで内ももやお腹を鍛えましょうとか、簡単にできることから意識してやるようにしてほしいなと思います。健康寿命を伸ばすためにも、毎日5分の積み重ねが大事だと思っています。

「世界一ってかっこいい」直近の目標はサハラマラソンで優勝すること

トレーニング中のTOMOMIさんの写真

―今後の目標を教えてください。

TOMOMIさん
直近の目標は、2020年4月のサハラ砂漠を250km走る、サハラマラソンで優勝することです!その後は、日本だけでなく世界の色々なレースに挑戦したいです。

あとは、イモトアヤコさんのような人になりたいです。人が驚くようなことにどんどん挑戦して、それを面白く伝えられるってかっこいいなと思います。サハラ砂漠のレースが終わったら「イッテQ」にプロフィールを送ろうかな!(笑)

大切なのは興味があるなら「やってみる」ということ

トレーニングウェア姿のTOMOMIさんの写真

―B&読者へのメッセージをお願いします。

TOMOMIさん
今少しでも興味のあることがあったら、とにかくやってみてほしいなと思います。私は、行動すると必ず新しい世界がみえるということを身をもって知ったので、みなさんにもどんどん挑戦して人生を楽しんでほしいです。

最初の一歩がでない、どうしても後回しにしてしまう、という人でも、今は検索すればお料理でもトレーニングでも色々なコミュニティやイベントがあります。そういうところに行くだけで、自分と同じ志を持った人と出会えて必ず刺激をもらえます。

挑戦という一歩を目標に変え、それに向かってひた走ることがランとボディメイク両方での実績につながっているTOMOMIさん。「最初からうまくいっていたことは何一つないです」と笑う彼女の、結果が出るまでプロセスを楽しむ姿勢が強さの秘密かもしれません。

TOMOMIさんのInstagramはこちら

(取材・文 辻岡奈保美)

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