「ラスト頑張ろう!」チームメイトとの声掛けが力に。藤村水泳教室

上段左から:楠田夢乃(くすだ・ゆめの)さん。川名真央(かわな・まひろ)さん。舩木果音(ふなき・かのん)さん。
下段左から:坂本千紗(さかもと・ちさ)さん。森美梨愛(もり・みりあ)さん。牧野陽菜(まきの・はるな)さん。

アマチュアスポーツ検索サイト「チームナビ」とのコラボで特集企画第3弾!この特集企画では、女子スポーツチームを盛り上げるためにチームやクラブの熱い思いを取り上げていきます。

今回登場いただくのは、藤村水泳教室所属(藤村女子中学・高等学校在学生6名)の女子部員の皆さんです。量よりも質を重視した練習を意識し、辛いときは互いに声を掛け合うことで苦しい局面を乗り越えてきました。それぞれの目標に向かって努力を続ける選手たちに、藤村女子の強さの秘訣と今後の目標についてお話を伺いました。

チームナビについて
日本全国のアマチュアスポーツチームや部活が検索できる情報サイトです。詳細は、バナーをクリック!

 

どこまでも上を目指せるのが水泳の魅力

―水泳を始めたきっかけを教えて下さい。

楠田:私は肺炎を患っていたので、心臓を強くするために2歳から水泳を始めました。その年齢なので、始めた頃の記憶はほとんどありません。

:姉が水泳をやっていたので、私も一緒に始めました。今は私だけ続けています。

坂本:保育園に通っていた頃、親に連れられてプールによく行っていました。卒園して小学校に入るタイミングで自分から続けたいと言って今に至ります。水の中が好きな子供でしたね。

―水泳の好きなところ、続けている理由を教えてください。

坂本:水泳の好きなところは、良いタイムが出たとしても「次はもっとこうなりたい!」という新しい目標ができるところです。水泳にはどこか終わりのなさがあるというか、常に目指すべきものがあるから続けているのかなと思います。

舩木: 目標タイムを達成できたときにやりがいを感じます。今の目標はジャパンオープンや選手権を切ることです。

牧野:私は練習が好きです(笑)。特にスプリントの練習が楽しいです。全員のタイムが公開されるダイブの練習では、「あの子に負けてるから頑張ろう!」と競争心が湧いてきて楽しくなります。私はめっちゃ負けず嫌いなので、負けたら絶対にリベンジしたいと思いながら練習してますね。

川名:小さい頃から水泳をやっているので、泳ぐことが当たり前になっている部分はあると思います。速く泳げるようになってからは、水泳を通じてできた友達と試合で会えることも楽しみで続けています。

楠田:タイムを伸ばして、どんどん上の目標を目指せるからです。最初はジュニア:オリンピック大会で決勝に出場するのが目標でしたが、その目標をクリアした今は世界ジュニアを目指したいと思うようになりました。

ー初めての日本選手権はどうでしたか?ジュニア:オリンピック大会とは違いましたか?

坂本:日本選手権に初めて出場したときは、緊張もありましたが順位も下の方でしたし、やっぱりまだまだだなと感じました。今後、決勝や準決勝に残れたらもっと楽しいかなと思います。

―ステップが上がるごとに新しい試合や合宿に参加する機会が増えると思いますが、今回はいかがしたか?

楠田:楽しかったです。代表の合宿や遠征に参加すると、年上の方たちがいっぱいいますし、自分の知らなかったこと、例えば、今の私の倍ぐらいドライをやっていたり、見たことないドライ(※)をやっていたり、その全てが新しいと感じることばかりでした。合宿に参加するというより、勉強をしに行ったみたいな感覚で楽しかったです。

※:陸上トレーニング

―普段とは違う環境で、ちょっと萎縮したり、怖さを感じたりはしませんでしたか?

楠田:周りのみんなが優しかったので、委縮したり怖いと感じたりはなかったです。

仲間との声の掛け合いがやる気の原動力

―競技で結果が出なかったり、ベストが出なかったりと、辛いときにそれぞれが心がけていることと、チームで心がけていることがあれば教えて下さい。

川名:私は、小さい頃から親が撮影してくれている試合の動画を見返して、過去の自分と今泳いでいるときの感覚を比べながら、練習で少しずつ調整しています。

牧野:チームでは、厳しい練習でみんながキツい状況のときは、先輩方が率先して声を掛けてくれます。私は長距離の練習がしんどいとき、「あと少し、あと少し」と自分に言い聞かせながらやっていて、残り本数が少なくなるとやる気が出てきます。そこでちゃんと回れるようにして、よしよしとかって1人で話してます。

ーそのあとチームにも声を掛けたりするんですか?

牧野:チームに声を掛ける余裕はまだないです(笑)。けど声を掛けてもらったらやる気は出ますね、1人で「よっしゃあ!」って。

ー他のみなさんはいかがでしょうか。

舩木:辛くなったときは家族など周りの人に、自分が思ってることを伝えています。やっぱり掛け声は大事ですね。自分が言ったり、言われたりして頑張ろうと思えます。

坂本:私は一番良かったときの動画を見て、「この時はなんでよかったんだろう」「今回はどこが悪かったんだろう」と分析します。それを踏まえて練習で少しずつ修正し、再び試合で良い結果を出せるように頑張ろうと切り替えています。

:先生が改善点を教えてくれるので、それを練習で活かして頑張っています。

楠田:私は何も考えないようにしています。何かが悪かったときに、考えれば考えるほど辛くなると思っているので基本的には忘れます。例えば、ある種目のタイムが悪かったとしても、その日しっかりと頑張ることができれば、タイムもいつか良くなると考えるようにしています。

質の高いメニューだからこそ頑張れる

―藤村女子のいいところ、これは他のチームに負けないというところを教えて下さい。

坂本:ラストのときに、誰かが「ラスト頑張って!」と言うと、結構みんなが「頑張って!」と返してくれるところが好きですね。

牧野:練習後にみんなで「何秒だった?」「今日は負けたけど次は負けない!」などと感想を言い合うことができて、それが楽しいですね。練習中は真剣に、練習後は楽しく、メリハリがあるので、練習が大好きになりました。

川名:私は年長者としての取り組みですが、上下関係を厳しくせず下級生のメンバーが話しやすい雰囲気を作るようにしています。

ー皆さんに知ってもらいたい藤村女子のいいところ、他に何かありますか?

牧野:藤村水泳教室は、頑張りやすい練習が多いところが特徴的だと思います。たくさんの距離を泳ぐような練習量を重視するよりも、質を意識した練習が多くて、他のチームよりも頑張りやすいメニューかなと思います!

―最後にそれぞれの目標を教えて下さい。

川名:インターハイに出場して、良い結果を残したいです!

牧野: 夏までにインターハイやジュニア:オリンピック大会を切りたいです!

舩木:ジャパンオープンの舞台にもう一度立つことと、日本選手権を切ることです!

坂本:日本選手権の決勝進出です。今はまだ切れてないのですが、ナショナルとその上のインターを切りたいです!

:次の大会でベストが出るように頑張りたいです!

楠田: 4月の日本選手権で代表に入りたいです!

ー応援しています!ありがとうございました。

RELATED

PICK UP

NEW