意外な盲点も。アスリートがやりがち失敗メイクを専門家が解決!

メイクする女性の写真

スポーツのときでも可愛くいたい、人から見られるから整えたい、メイクが好き!なんてアスリートも多いのでは?しかし激しい動きや汗、スポーツウェアとの組み合わせなど、難しいポイントも多いはず。

そこで失敗しがちなスポーツ時のメイクについて、アスリートビューティ―アドバイザーの花田真寿美さんが解説。アイテムの選び方や、今日から使える簡単テクニックまで紹介していただきました。

 

■教えてくれる人

花田真寿美さんのプロフィール画像

花田 真寿美(はなだ ますみ)

アスリートビューティ―アドバイザー

Precious one 代表/アスリートビューティーアドバイザー®、元バドミントンアスリート。ミスユニバース愛知ファイナリスト。World Super model Japan関西エリア代表。現役アスリート・元アスリートを中心に、内面・外面を「美」という観点から磨くことで、目標を達成するためのプログラムやコンテンツを提供している。実業団、パラアスリート、強化選手へのサポートなど。

 

メイクがアスリートにプラスになる理由

スポーツをする女性の写真

こんにちは、花田真寿美です。現役アスリートや元アスリートを中心に、外的・内的要素をビューティーから磨くサポートやコンテンツを提供しています。

「アスリートにメイクが必要なの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、メイクを取り入れることで、1人ずつの自信や魅力を引き出し、自己肯定感や積極性・主体性を高められます。これが競技力の向上、認知度の向上にもつながっていくと考えています。

実際にアスリートからも、気持ちのスイッチのオン・オフが入れられるようになった、コートに自信を持って立つことができた、カメラの前で自然に背筋が伸びて堂々と発言ができた……などの声が届いています。自分のため、応援してくれる方のため、メイクを取り入れる理由は選手それぞれです。

特にトップ選手ほど「見られている」という意識や、競技の活性化のために自分をブランディングしていく必要があるという意識が高く、メイクを積極的に取り入れてると感じます。それでは、さっそくメイクのレッスンを始めましょう。

 

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やりがちなミス。気がついたら眉毛がない……を防ぐテク

女性の眉毛の写真

ばっちりメイクをしなくても、眉毛だけは描く人も多いはず。しかし「レース後、カメラの前に立った時にはもう眉毛がなくなっていた」「試合後には眉毛がなくなっていて当たり前」「どうせ消えるから描かない」という言葉をよく聞きます。こういったミスは、ほんの少しの手間とアイテムで防ぐことができます。

ベースメイクを終えた後にそのまま眉を書くのではなく、余分な皮脂を抑えるために一度ティッシュオフをします。そうすることで、よりアイブロウが肌に密着します。

そして、眉を描いた後に2つのアイテムを取り入れること!1つ目は眉用トップコートです。透明な液を重ねると、汗やこすれに強くなります。

 

2つ目は、消えやすい眉山から眉尻にかけてパウダーを重ねること。私は汗に強い「ベアミネラル(bareMineral)のパウダーを使っています。これらのアイテムを追加するだけで、描いた眉が汗をかいても落ちにくくなります。

 

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めんどくさがりでもOK!1本で万能なアイテム

スキンケアの写真

眉メイクもそうですが、どうせ取れてしまうから、時間がかかるからとメイクをしない方もいらっしゃいます。

けれど、すっぴんでいることでテンションが下がったり、「人にあまり見られたくない」という気持ちが先に出てしまい、仲間とアイコンタクトも取れないなど影響が出てしまうのは、とてももったいないですよね。眉以外も、取れにくいメイクは実現できます。

汗に強いメイクをするには、ベースメイク作りが鍵。汗に強いメイクのポイントや、すっぴんでスポーツをするデメリットは、下記の記事をご覧ください。

 

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慣れればベースメイクは3分もかからずできますが、「とにかくアイテム数を減らしたい!メイクに時間をかけたくない!」という方は、下記の1本だけでも大丈夫。日焼け対策、下地、ベースメイクがひと塗りで完成しちゃいます。私はカバー力もほしいので、02番を使用します。薄づきでナチュラルなので、メイク初心者さんにもオススメです。

 

普段と同じはNG?スポーツ時に映えるカラー選び

口紅の写真

メイクを楽しみたい方、顔色をぱっと明るくしたい人にはカラーコスメがおすすめですが、普段のメイクと何を変えたらいいのか分からないと、スポーツ時には濃くなりすぎてしまうことも。

特に失敗が多いのは、口紅の色選び。私服の時に塗る口紅と、ユニフォームの時に塗る口紅は必ずしも同じとは限らないのです。

もちろん競技特性にもよりますし、自分のテンションが上がる色がベストですが、口紅にばかり目がいくような違和感が生まれてしまう可能性も。そうすると、思ってもいない批判をされたり、選手本来の良さが隠れてしまったり、マイナス効果もありえます。

例えば、真っ赤な色やマットな質感のオレンジはユニホームから浮きやすく、違和感を感じる原因に。また顔色が悪く見える色を選ぶと、緊張しているようにも見えるので、相手がさらに積極的になる引き金にもなりえます。

 

口紅のカラー選択例

日焼けをあまりしない屋内競技には、明るい桜色のようなピンクや、ローズピンクがおすすめ。ナチュラルだけど健康的な印象になりますよ。

 

屋外競技のヘルシーな小麦肌には下記のような、シェルピンクのようなヌーディーでありながらもピンクが入っている口紅がよくなじみます。

 

メイク初挑戦の落とし穴?クレンジングのハウツー

スキンケアの写真

メイクの失敗とは少し異なりますが、アスリートの中にはメイク初挑戦の方も多く、レッスンを受けたは良いものの、帰宅してからクレンジングを持っていなかった!という話も耳にします。

石鹸で落とすことができる化粧品や日焼け止めもありますが、そうではない商品がほとんど。肌からメイクをしっかり落とし切れていないと汚れが蓄積され、肌荒れやニキビの原因になります。

クレンジングには、オイル、ミルク、ジェル、バーム、シートなど、様々なタイプがあります。洗浄力、肌への負担を考え、私はジェルタイプとバームタイプをおすすめします。

 

しっかりメイクや日焼け止めをよく塗る方

ビオレの「メイク落とししっかりクリアジェル」がおすすめ。洗顔後はさっぱり、すすぎ後の洗顔が不要なので洗いすぎによる乾燥の心配もありません。肌へゴシゴシと摩擦を与えず、なでるように指の腹で洗ってくださいね。

 

乾燥や毛穴のつまりが気になる方

バームタイプがおすすめ。特にshiroの「タマヌクレンジングバーム」は肌が揺らいでる、敏感だと感じるときにも心強いアイテムです。

 

このように、さまざまな失敗談と出会ってきましたが、メイクにはメリットもたくさんあります。失敗が怖くてメイクにチャレンジするのが億劫になっていた方も、悩みを解決して、取り入れていただきたいです。

メイクに挑戦するワクワクと同時に、クンジングも美肌ケアには欠かせないものなので、ぬかりなく!思いっきりスポーツを楽しみましょう。

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